分業化が進んで、一つ一つの仕事が狭い範囲で完結してしまう時代です。
毎日ただひたすら、同じ場所で同じ作業を繰り返すという働き方が多くなってきているので、若い人たちが異性との出会いに困っているという現実があります。
一日中デスクに座ってパソコンで作業をしていては、職場内で恋愛ができないのも当然のことでしょう。
工場などでも、仕事の最中に異性と出会うことは絶望的です。
パワハラやセクハラにも敏感な世の中ですから、社員数の多い一般の企業においても、異性に気軽に声をかけることができなくなっているのが現状です。
他にも、在宅ワークの流行によって人と接する機会が減っている点も指摘されています。
これでは、日本の少子化は改善の見込みがありません。
若い人たちに積極的に恋愛をしてもらって、早いうちに結婚もしてもらうのが、国のためにもいいのです。
年金制度も、国の借金の問題も、すべて少子化によって悪化することは明白です。
少子化を改善することができれば、そのあたりの歪さも矯正できる可能性が高いです。
ただ、出会いがあればそれで結婚ができるかと言えば、そうではありません。
若い世代の収入を今よりももっとアップさせなければ、恋愛率は上げることができても、結婚率や出産率を上げることはできないのです。
結婚生活や出産育児には、多額のお金が必要になってくるからです。
出会いの多さを確保するとともに、最低賃金のアップ等、若い世代の収入を底上げする国の政策が求められています。